学会でラウンドテーブルを実施しました
2024年10月20日、玉川大学で開催された日本音楽教育学会 第55回大会にて、COOは「オペラの舞台で育む創造性―子どもたちが主役の創作活動とその教育的成果―」をテーマにラウンドテーブルを企画・開催しました!
オペラ創作が子どもたちにどんな影響を与えるのか、さまざまな視点から語り合う貴重な機会となりました。
まず、企画を担当した大野が、ニューヨークでスタートし、世界各地で展開されているオペラ創作プログラムの歴史と意義を紹介。子どもたちが創造力や自己表現を育むこのプログラムは、イギリスのロイヤルオペラハウスやウィーン国立歌劇場でも採用されています。上映されたドキュメンタリー『オペラ・キッズ』では、舞台を通じて成長していく子どもたちの姿が映し出されました。
続いて、COOメンバーの声楽家・渡邊が「表現の場」を提供する重要性について説明。創作活動の場を整え、子どもたちが自由に表現できるようにすることがファシリテーターの役割であると語りました。さらに作曲家の林からは、ワークショップで見た子どもたちの柔軟な発想や、社会的テーマを取り入れる姿に感銘を受けたとの話がありました。また、小学校の音楽科教員・礒部からも、教室とは違う特別な体験が子どもたちに自信をもたらしているとし、学びの場を広げる意義が語られました。
最後に、滋賀大学の杉江淑子先生からCOOプログラムの今後の発展に期待する温かいコメントをいただきました。
1月には、教育や地域におけるオペラの役割について考えるCOO主催のシンポジウムも予定していますので、ぜひお楽しみに!
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