アップス
3月27日と29日、世田谷区立希望丘青少年交流センター(アップス)で、「オペラ体験してみない?!」と題し、指揮者体験と役者体験のワークショップを開催しました。
指揮者体験 - 3月27日
初日は指揮者体験。スタートは手拍子から、「息を揃えて」音楽に向き合う難しさにチャレンジ!リズムや呼吸の一致を楽しみながら追求しました。
その後、音を大きくしたり小さくしたりする方法、思ったテンポに合わせるコツなど、様々な指揮のテクニックを学びました。最後には、ビゼー作曲、オペラ『カルメン』の一部を使って実際に曲を指揮!初めての経験にも関わらず、子どもたちは真剣な表情で指揮し、曲と一体となりました。音楽を「始める」って、なんだか難しいけれど、中学生たちはピシッとキメてくれました!
ワークショップ後、帰り道では子どもたちが『カルメン』のメロディを口ずさんでいる姿が見受けられました。みんな、ビゼーの魅力にどっぷりハマったようですね。
役者体験- 3月29日
2日目は、モーツァルトの不朽の名作『魔笛』から、3つの場面で役者体験しました。台詞、タイミング、音楽との調和など、子どもたちが奮闘しました!
最初はセリフの練習から。参加者たちは相手の反応や期待する感情を考えながら、セリフを言ってみました。セリフでお芝居を成立させるには「息を合わせる」ことが大切で、音楽との調和を感じながら演技を進めていきました。
今回の『魔笛』は、「ジングシュピールSingspiel」というジャンルで、セリフや対話が入る特別な音楽劇。キーポイントは、セリフから音楽へのスムーズな繋がりです。セリフを言うことで音楽が生まれるように、参加者たちは表現力を磨きながら舞台に臨みました。
後半では、舞台への出ハケをつけながらの演技。どの場所からどのように舞台に登場するか、子どもたちは真剣に考えました。表情も大事にし、喜びや不安、楽しさ、驚きなど、さまざまな感情を観客に伝えるために工夫を凝らしました! 子どもたちが舞台に立つことの難しさと楽しさを味わってくれたことが何よりの喜びです。
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